Kすけ日記

32歳独身一人暮らし男とネコ

新生活ブログ③

毎日を楽しく過ごすための3つのこと

こんちは!Kすけです!

新生活スタートから20日経ちました。

いやー、楽しいですね~。新生活。

うん、楽しい。毎日家に帰るの超楽しみ。


なんでこんなに楽しいのか?

実家にいた時となにが違うの?

ここを深堀する事で、今後も楽しく生活できるはず!!

という事で、自分なりに考察した結果を勝手に共有させて頂きます。



自分だけの城

まず始めに、住む場所について。

自宅というのは最大の安息の場です。

日々の疲れや、心を癒す大切な場所。

そこにストレスとなる要因があると、休まるどころではありません。

心身共に疲弊するし、新たな事に挑戦しようという活力も生まれません。

ストレス要因は必ず排除できるはず!我慢する必要はありません!

自分にあった環境でないと、メンタルは徐々にすり減っていきます。

まずは自分のメンタルヘルスを最優先に考えて住む場所は決めましょう。

費用が掛かっても絶対に妥協してはいけません!

僕の場合、色んな事情が重なって2週間くらいで物件を決める必要がありました。

短期間という事もあり、なかなか希望条件に合う物件が見つかりません。

悩みに悩んで、住む場所や条件を妥協しようという考えも巡りましたが、

最終的に「家賃」を妥協することにしました。

当初考えていた家賃より割高になってしまいましたが、

満足度の高い日々を送れています。



ここで得られた教訓は

住む場所を妥協してはいけない

です。



妥協できる部分は徹底的に捨て、妥協したくないところは徹底的に追及する。

このスタンスで、文字通り「自分だけの城」を獲得することに成功しました。

費用は掛かっても妥協してはいけない!と記載しましたが、

引っ越しの際には初期費用を抑えるポイントが複数あります。

前回のブログに参考情報を記載しているので、興味のある方は覗いて見てください。
ksknkd.hatenablog.com



食べるものって大事

2つ目は食生活について。

僕は4か月ほど前から禁酒を始めました。

3か月間という期限付きで始めたんですが、

2か月を超えた辺りから体調の変化が顕著に表れ、

そのままの勢いで3カ月を超えても禁酒は継続しています。
※今後、全く飲まないというわけではありません。普通に飲みたいと思ったら飲みます。

禁酒の影響で食生活も大きく変わり、体重が10kgも落ちました。

お酒を飲まない事で、食べるものも変わったんですね。

ここで大事なのは食事を我慢しているわけではないという事です。

外見も大きく変化したようで、久しぶりに会う人みんなに心配されます。

節約のためにめちゃくちゃ我慢していると思われているようです。笑

実際は食べるものに関して、「考える」ようになったんですね。

その結果、少々高いものでも妥協せずに、

体に良さそうなものを選ぶようになりました。

生活習慣病と呼ばれる「肥満」や「2型糖尿病」。

一昔前はお金持ちの「贅沢病」と認識されていたようですが、

今では貧困層に蔓延する病気と認識されているようです。

詳しくは中田敦彦さんのYouTubeがわかりやすいので、興味のある方はご覧ください。

www.youtube.com

関連著書


ここで得られた教訓は

人の体は食事で作られる

です。


意図しない部分ではあったんですが、

体重が10㎏も落ちた事で、食の大切さに気付きました。

無理な我慢をせずに、食欲を満たし、どんどん健康になっている。

そんな感覚が、満足度の高い生活に繋がっていますね。


心の拠り所

最後は心について。

まぁ、なんだかんだ言ってもこれが一番です。

僕は実家を出る事になる3カ月ほど前に、路上で子猫を保護しました。

元々実家を出る予定はなかったので、

普通に家で飼育できるだろうと思っての事だったんですが、

今回色々ありましてね。子猫と一緒に新生活を始める事になったんですね。

僕には1つ上の兄がいます。

僕とは正反対の道を歩み、今は県外で家庭を持ち生活しています。

思春期の頃から、ほとんど会話はなくなったのですが、

3年ほど前からよく話しをするようになりました。

実家の事や今回の新生活においても、色々と相談しました。

彼のアドバイスはためになるし、助けられる事が多いです。

そんな彼から子猫に関して、衝撃のアドバイス

「もうさ、猫もさ、どこかに譲ってバイバイしたら?毎月の支出抑えた方がいいでしょ?」

・・・オーマイガーです。

彼はお金の勉強をし過ぎて、心をどこかに忘れてしまったようです。

リベ大の両学長、YouTubeで心の勉強もご教授願います。

まぁ実際問題、「猫の飼育」という条件は、なかなかの足枷になりましたよ!

部屋を探すにも一気に物件が絞られるし、動物病院にも通わないといけません。

時間もお金も結構費やしています。

部屋の掃除も大変だし、加えて猫の世話も付いてきます。

でもほら・・・

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ね!

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ね!!

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めちゃくちゃかわいい!!これぞ癒し!!!

僕が家に帰るのが楽しみなのは、間違いなく子猫のおかげです。

以前のブログで、必要なものについて書きました。
ksknkd.hatenablog.com

僕にとって子猫は絶対に必要です!!



ここで得られた教訓は

猫めっちゃかわいい

・・・ではなくて、

一人にならない

です。



人という生き物は、どこか孤独を抱えていると思います。みんな独りです。

しかし、大事なのは一人にならない事です。

これは「一人暮らしだから」とか、「リアルな友達が一人もいない」とか、

そんな事は関係なくて、心が一人にならないという事です。

実際は一人でも、心に拠り所を持っていれば、それは一人ではありません!

幸い僕には、子猫以外にもたくさん心の拠り所があります。

独身で32歳のおっさんで一人暮らしです。

しっかり孤独も抱えていますが、一人じゃないんです。

周りの人に助けられて生きているんですね。

人との関わり方に関しては、

アドラー心理学を解説した書籍「嫌われる勇気」が参考になります。

生きる上で非常に大切な学びがあるので、すべての人に読んで頂きたいです。



まとめ

長くなってしまいましたが、まとめます。

毎日を楽しく過ごすための3つのこと。

①住む場所。自分だけの城を作る。簡単に妥協してはいけません!
②食事。人の体は口にするもので作られる。健康はお金では買えない!
③心の拠り所。一人にならない。メンタルが最大の武器!

以上が、僕が考察した結果です。

結論としては、

生活の三大要素ってやっぱり超重要

です。

この記事が誰かの役に立てば幸いです。

ではまた!

新生活ブログ②

必要なものって何?

こんちは!Kすけです。

9月から新生活がスタートしております。10日経ってます!

今現在、生活必需品を少しずつ揃えているのですが、

果たして何が必要で何が要らないのか。

情報化社会の渦に飲み込まれてしまった32歳のおじさんは考えるのに必死です。

ハゲそうです。


みなさん、新居に引っ越した直後、まだ家ん中になんもない時に

ニトリ行った事ってあります?

あのニトリです。家具とか売ってる。

まぁどこでもいいですよ。

カインズとか、IKEAとか。そういう類のお店。

ていうかみんな行くでしょうね。何かしら買い揃えないといけないので。

もうね、パニックですよ。

家になんもないから、そこにある物全部必要に思えてくるんですよ。

わけわからんくなるんですよ。頭ん中が。

ほんとに。ただただパニック。


まぁそういう状態をどうにか乗り越えて、必要最低限を実現していくわけですが、

これを機に必要なものって何?っていうのを考えまして。

それを書いていこうかなーと思いマッスル。

まずは手始めに、今持ってる要らなかった物を紹介します。



A型おとめ座の僕は、買い物には結構慎重派です。

無駄な買い物はしていないという自負があったんですが、今回の引っ越しの最中、

これ要らなかったじゃん!ていうやつを発見してしまいました。

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ワイヤレスイヤホンです。イヤフォーンです。

これ今、2つ持ってるんですけど、なんで?って思いません?

実は昨年末まで3つあったんです。1つは壊れて処分しました。

一時期イヤホン3つあったんですよ、3つ!耳は2つしかないのに!

要らんでしょ!3つも!無駄じゃん!!

・・・って今は思います。

じゃあなんで3つあったのか。簡単に経緯を書きましょう。


~最初の購入~
3年前。人生初のマラソン大会(ハーフマラソン)にエントリー。
ラソン用にと思い安いやつを購入。

~2回目の購入~
3か月後。フルマラソンに挑戦。最初に購入したイヤフォンの仕様を誤解。
フルマラソンでは使えないと思い、新しいやつを購入。

~3回目の購入~
半年後。耳が完全に塞がるのってどうなの?って思って、骨伝導式のやつ購入。


ざっくりですが経緯はこんな感じ。

1年も経たないうちに同じようなイヤホンを3つも買ってしまっています。

その時々に必要性を深く考えずに、安いものから選んで買ってしまった事が

同じようなイヤホンを3つ持つという暴挙に繋がってしまいました。

思考停止していたんでしょうね。30歳を目前にして。

・・・とはいえ実際ね、3つともしっかりと使ってましたよ!

これは仕事用、これは運動用、こっちは休みの日用~といった具合に使い分けて。

うまく活用してる感じで過ごしていましたよ。

無駄じゃないよーって。いい買い物したよーっていう顔して。

・・・うん、無駄だよね。そんなもん。

だって3つあるんだもん。

同じ機能のやつが3つ。めっちゃ無駄!!!

そのバカさ加減を引っ越しのタイミングで大いに痛感したので、

これから買い揃えるものは同じ失敗を繰り返さない事を胸に誓いました。


さぁここで肝心なのは、失敗を嘆く事ではありません!

失敗をどう生かすのか?です。

パンク寸前の頭で必死に考えますよ!!

大切なのは比較と検討

買う前に使っているシーンを想像して、本当に必要かどうか検討する。

類似商品としっかり比較する。

これに尽きると思います。


例えば今回のイヤホンで言うと、

コードがついているタイプ
機能に関しては特に言う事なし。むしろ満足。しかしなにかとコードが邪魔。
両耳にイヤホンを入れると聴覚情報が遮断され、外を歩くときは危険。

骨伝導式タイプ
本来の目的の『聴く』分には全く問題なし。耳も塞がれない。
しかし音声通話で使用すると、こちらの声が相手に聞こえずらい。
通話での使用頻度が高いユーザーには向かない。
※最新版は改良されているのかもしれないです


まぁ機能性ともかくとして。
コードが邪魔になりそうだなーとか、完全に耳塞いだら危なくない?とかは

買う前にある程度予想できるんです!

そんな事はしっかりと考えましょう!

そして!!!!!

比較と検討、失敗した経験!

これらをもとに新たに購入検討しているのがこれ!!!
(また買うんかい!!)


これ、めっちゃよくないですか?

そんなに高くないし。レビューも見てもなかなか良さげ。

もう失敗しないよね?(ドキドキ)

3回失敗しているのでさすがに躊躇ってます。。。

iPhoneユーザーなのでストレートにAirPodsを買うべきか。

価格を抑えて良さげなやつ買うか。

良き情報をお持ちの方、是非ともアドバイスプリーズ!!!

という事で、今回のブログはこの辺で失礼します。


ではまた!!

新生活ブログ①

引っ越しって大変

こんにちは!

カリスマおじさんブロガーの卵、Kすけです。

先月色々ありまして。

6年前に戻った実家を再び出る事になりました。

今回は1人ではありません。生後4か月くらいの子猫が一緒です。

9月1日から晴れて新生活がスタートしたわけですが、引っ越し作業の大変な事。。。

お金かかるし、時間全然足りないし。やること山の如し。

20代前半に県内での1人暮らしは2年ほど経験していたことから、

引っ越しのハードルはかなり低くなっていました。

完全になめていました。昭和の猫ぐらいなめ切っていました。


まぁ実際ね、どんなに荷物が少ないと言っても、それなりに時間はかかるわけで。

最低限の生活を確立しようとなると、それなりにお金もかかるんですね。

生活の基盤を変えるという事は、それ相応のエネルギーを費やします。

そんな当たり前のことを学習した32歳です。

引っ越しというイベントの中で、自分なりに調べた事や気づいた事をお伝えしようと思います。



悪徳業者はもういない?
今回、引っ越し費用をできるだけ抑えようと考えまして。

尊敬するYouTuberの両学長の動画を始め、ネット上で色々調べました。

すると、不動産業界には悪徳業者が溢れているとの情報が多数。

これはいかん!

と気が引き締まります。

※参考動画

www.youtube.com


上記の動画やネット上の情報などを参考に、色々とシミュレーション。

肩をブンブン回して仲介業者との交渉に取り掛かったわけです。

ところがいざ対峙してみると、どの業者も超普通。

法外な取り決めをしてくるような業者はいません。

唯一引っかかったのが仲介手数料。

法律上は「貸主と借主で合わせて賃料の1か月分+税」

という決まりになっているようなんですが

僕が相談した仲介業者はどの業者も仲介手数料は借主の全額負担という事でした。

これに疑問を持った僕は、不動産会社に勤める友人に相談します。

回答は以下の通り。


・県内で取り扱う賃貸物件に関しては、借主全額負担がほとんど。

・法律上は半々となっているが、契約形態は貸主が決められるので違法ではない。

・半々にするよう交渉する事はできるが、需要がある物件では通らない可能性大。



なるほどね。。。まぁ妥当かなと。

ちなみに僕は

「ペット可(猫)、バストイレ別、駐車場有」

というのが最低条件だった為、ほとんどが需要MAX物件でした。

実際に内覧の予約を取り付けた2,3時間後に

「契約希望者が決まったのでキャンセルで~」

みたいな事が相次いでありました。

需要が高い物件は、内覧せずに即決で契約を決める方もいるそうです。
(これにはビックリ)


そんなこんなで。

リベ大の動画にあるような悪徳業者は、沖縄県内にはほぼいないようです。

もしくは情報自体が1年以上前のものなので、業界全体が是正されたのかもしれないです。

沖縄県内のみならず、全国的に悪徳業者はいなくなっているかもしれませんね。

他にも費用を抑えられるポイントはいくつかあったんですが

僕の場合、需要の高い物件での交渉になった為、ほとんど交渉できませんでした。

それでもできる範囲で交渉し、可能な限り費用を抑えられたと思います。


これからお部屋探しをされる方は、僕のように戦闘態勢で挑む必要はなさそうです。

仲介業者の担当者をある程度信頼して、和気あいあいと楽しみながらお部屋探して下さい。

但し、何も知識がないという状態はやはり危険です。

自分なりに調べて最低限の知識は入れておいた方がいい事は間違いないでしょう。

住居は高額の買い物になります。後悔しないよう、自分が納得するための努力は必須です。

何事もそうですが、無知が一番危険な状態。

最低限の知識武装をした上でチャレンジしていきましょう。(自分に言い聞かせる!)



9月1日から引っ越しを始めて、最低限の生活ができるようになるまで約1週間かかりました。

なめ猫状態で取り掛かった引っ越しは、めちゃくちゃ疲れました。

少し時間が取れるようになったので、随時ブログも更新していきます。

この新しい生活がターニングポイントとなり、僕の人生は豊かになっていくような気がします。

根拠はありません。直感です。

人のためになるような発見があれば何らかの形で発信していきます。猫の情報とか。

次回は必要なものについて書いていこうと思います。

新生活ブログ。初回はこの辺で失礼します。

ではまた!!

人新世の資本論 ~地球に住めなくなってしまう前に~

地球温暖化という問題が大きく取り沙汰されるようになってどれくらいになるでしょうか。
僕の記憶では、小学校高学年の授業では取り上げられていたと思います。オゾン層酸性雨温室効果ガスという言葉を知ったのもその頃でした。
地球温暖化という問題を初めて認識してから20年以上が経過しているという事になります。
その間、地球温暖化という問題に対して、具体的に何かをしていたかというとそうではありません。環境破壊によって地球温暖化という現象がどんどん進行しているという事実を「知っている」だけでした。

改めてこの問題を意識するようになったのは、ここ2,3年の事です。
キッカケは読書。4年前から読書の習慣を身につけようと思い、本屋さんへ通うようになりました。そしてサピエンス全史という本に出逢い、ユヴァル・ノア・ハラリという歴史学者の事を知ります。彼の著書21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考の中で、環境破壊について取り上げられている章を読んで衝撃を受けました。
環境破壊、地球温暖化、気候変動という問題は、すでに「待ったなし」の状態。このままでは30年後には地球に住めなくなる。1%の超富裕層だけが生きられない世界になるというのです。
左官という仕事に就いて6年が経ちます。毎年のように感じていた「去年より暑い」という感覚。錯覚だと思ってなんとくなく認識していたこの感覚が、環境問題の現状を知る事で恐怖に変わりました。

近年、毎年のように豪雨や超大型台風が日本列島を襲うようになりました。世界に目を向けると、強烈な熱波によって気温が50度を超える地域や、制御不能な山火事なども発生しています。まさに異常気象。
今すぐ何か行動を起こさなければ。と焦りが出てきました。
しかし、これまでまともに勉強をしてこなかった僕の頭では、何をどうしたらいいのかわかりません。身近な人の意識を変える事すら難しいでしょう。
そこでまずは「知る」ことが大事だと思い、YouTubeや書籍で環境破壊に関連する情報に触れるようになりました。
その中で京都議定書やパリ協定の事を知り、グレタ・トゥーンベリさんが発信しているメッセージの意味を理解しました。世界情勢や政治にも関心が出てきています。
まだまだ勉強不足ですが、僕と同じレベルにいる人たちへ、何か発信できるのではないかと思いこのブログを書いています。
前置きが長くなりましたが、今回は斎藤幸平さんの著書を紹介したいと思います。


人新世の「資本論」 (集英社新書)
SDGsは大衆のアヘンである」
グローバル化により、急激な経済成長を遂げた先進国。それにより生じる代償は発展途上国へ転嫁されていく。
発展に伴う犠牲を外部に転嫁することで不可視化する。これの繰り返しにより、格差は広がり、様々な社会問題へと繋がっていく。
資本主義を痛烈に批判し、SDGsグリーンニューディールといった施策は不十分で、気候変動を止める事はできないと指摘する。
マルクス資本論は未完であり、晩期マルクスの思想を考察することで、根本的な解決策が見えてくる。
キーワードは「コモン」。
脱成長コミュニズムを主体に環境問題へ向き合う事で、社会的格差をなくし、生活を豊かにし、気候危機を止める事ができる。



今、大々的に打ち出されている施策を批判するだけでなく、明確な代案を提示します。
多角的にみると、著者の提言する「脱成長コミュニズム」には批判される部分もあるのかもしれません。
ただ、僕は実現可能だと思い、「未来を変えるのは僕らなんだ」という強い当事者意識が芽生えました。
壮大で無謀な事のように思える環境問題に、「根本的な解決」という希望を持たせてくれる内容です。
本書の最後に読者に対して、行動を促すメッセージが記されています。
「3.5%」という数字を用いて綴られた、著者の強いメッセージに心を打たれました。
是非、本書を多くの人に手に取っていただき、環境問題について改めて考える機会を持ってほしいと思いました。

人を信じる ~揺るぎない自分を持つ~

先日、知人との会話の中で「0か100か」で物事を考えてしまう「二極化思考」についての話になりました。
二極化思考とは、
「成功」か「失敗」か
「好き」か「嫌い」か
「敵」か「味方」か
など、中間がない極端な思考の事です。
このような考え方にはデメリットしかないので、絶対に改めた方がいいです。
知人にも改めるよう伝えたかったのですが、うまく説明できないまま会話は終わってしまいました。
「二極化思考」について「人を信じる」という事に軸を置いて考えると、少し答えが見えるような気がしました。
キッカケは、半年ほど前にネットニュースの記事で拝見した、女優の芦田愛菜さんの言葉です。


映画「星の子」の完成報告会での一幕。
インタビュアーの「信じる」とはという質問に
「その人の見えなかった部分が見えた時に、それもその人なんだと受け止められる、揺るがない自分を持つ事だと思う」
芦田愛菜さんは答えます。
めっちゃ哲学で深い回答に衝撃を受けました。
ちっちゃい女の子だった「まなちゃん」が「芦田愛菜さん」に変わった瞬間です。


知人との会話が終わった後、しばらくあれこれ考えているうちにこの言葉を思い出しました。
直接伝えよう!と思いましたが、わざわざ電話やLINEを送るような事ではありません。
という事で、行き場を失った感情をここに残します。


人を信じるとは。普段見えない一面が垣間見えたとしても、それもその人なんだと受け止められる、揺るぎない自分を持つ事


僕の中の金言になりました。
これからは自分の言葉として周りの人に伝えていきます。
芦田愛菜さん、ありがとう!



www.youtube.com

ホムンクルス ~トラウマの具現化~

こんばんは。
サブスクどハマりおじさんです。
この1年、新型コロナの影響で生活スタイルが大きく変わりました。
今まで興味が向かなかったことに目が留まるようになり、いろんなサブスクに手を出してしまっています。
NETFLIXもその1つ。「映画鑑賞は単なる娯楽。時間やお金の無駄遣い」という意識があり、自宅で映画を見る事はほとんどありませんでした。
しかし、自粛生活の中で様々なジャンルの映画を鑑賞するようになり、その楽しさに気づいてしまいます。
更に、決して無駄な時間ではなく、そこから得られる「学び」みたいなものもたくさんあるという事にも気づきました。
暗い世の中になってしまいましたが、新しい事を始めるチャンスなのかもしれないですね。


今日はNETFLIXで鑑賞した、映画「ホムンクルス」についての感想です。
まずは簡単に内容の紹介から。

【あらすじ】
車で路上生活送る記憶喪失の男、名越。彼の前に怪しげな男が現れる。
特殊な手術により「脳の潜在能力を最大限に活かす」という怪しい実験を行う伊藤。
その実験台になるよう名越に迫る伊藤。
名越は記憶喪失になっているという事もあり、7日間という期限付きで実験台になることを了承。
手術によって不思議な能力が覚醒した名越。左目だけで人を見ることで、心の歪みが具現化されて見えるようになる。
その人のトラウマによって形成されたそれは、伊藤によってホムンクルスと名付けられる。
名越がトラウマを抱えた人間と接触し、根本原因を取り除くことでホムンクルスは消えていく。
しかし消えたはずのホムンクルスは、なぜか名越の体の一部として転移していく。
ホムンクルスの転移を恐れた名越は実験中止を訴える為、伊藤が勤務する病院へ。
そこで謎の女チヒロに遭遇。彼女にもホムンクルスが見えるが、他の人間とは違う何かを感じ取る。
彼女との接触により、失われた記憶を取り戻していく名越。そこには悲しい現実が待ち受けていた。。。



人間が抱える「闇」のようなものを、独自の視点で表現した作品。
グロテスクな表現も多々ありましたが、徐々に世界観に引き込まれていき、とても面白かったです(終わり方が微妙)。
原作である漫画は10年以上前に途中まで読んでいますが、内容をほとんど覚えていません。
もう1度原作を読んでみようと思わせてくれる作品でした。


劇中の終盤、名越が伊藤に向かってこのようなセリフをぶつけます。

『俺たちは見てほしいばかりで相手を見ていなかった。相手を見ればそこに世界が生まれる』

対人関係において重要なことを表したようなセリフだと思いませんか?
実は最近読んだ書籍にも、似たような記述がありました。
樋口耕太郎さんの沖縄から貧困がなくならない本当の理由 (光文社新書)という本です。
本書の核心的な部分で『人の関心事に関心を注ぐ』という内容の一節があります。
詳しい内容を書くことは控えますが、この一節のメッセージが強烈に印象に残りました。
その内容をひと言で表したようなセリフだなぁと思いました。

 

 

人からどう見られているのか、嫌われていないか等、対人関係においての悩みは尽きる事がありません。
アドラー心理学でも「すべての悩みは対人関係にある」と解釈するほどです。そんな悩みを抱えてしまうのは仕方のない事なのかもしれません。
これからも付きまとうであろう対人関係の悩みに対して、本質的な向き合い方を諭してくれたようなセリフが、胸に刺さりました。

 

映画「ホムンクルス」。気になった方はぜひ観賞してみてください。

www.youtube.com

思考停止という病 ~思考停止は退化と同義?~

こんばんわ。
今日は本の紹介をしつつ、僕が今思う事を書きます。
苫米地英人さんの「思考停止という病」という本をご存じでしょうか?
僕もまだ未了読なのですが、非常に面白くて為になると思ったので紹介させていただきます。

【内容】
思考停止に陥っている日本社会に警鐘を鳴らすような内容。
思考停止がどういう状態なのかを生物学の視点から解釈し、思考することの意味を説く。
自分で考えられる(思考する)頭を作り上げる方法を記しています。

興味がある方は読んでみてください。kindleunlimited会員なら無料で読めます。

思考停止という病

思考停止という病




この本を(途中までですが)読んで思った事。
幼少期から成人するまで、自分で考えて答えを出すという機会が少なかったように思います。
親や先生といった周りの大人たちが考える「良い」を、無意識に選択しながら成長していったような感覚。
社会に出ても明確な答えが用意されている事ばかりで、決められた正解を追いかけているような状態。
そんな状態なので、政治ごとにほとんど関心が向かないのだと思いました。

20歳を迎えた時から「政治に関心を」と思っているのに
実際に頭では考えていない。
僕は思考停止していたんだと気づきました。
31歳。まだ間に合う。
これから学び、たくさん知識を付けて、自分の頭で考えて正解を作れる人間になる。